遊戯哲学博物誌:なにもかも遊び戯れている


 

本書は、斬新な世界像を提示する哲学の正統な後継である。軽やかな戯れと、実に真剣な世界探訪の精神がともに根底に流れている

──廣野喜幸(東京大学教授 科学史・科学哲学)

この本は、「遊戯」をキーワードとして哲学の全体を一から再構築する。古代ギリシア哲学を中心に西洋思想の伝統を受け継ぎ、「世界」と「倫理」という二大テーマについて思考する。その回りに論理、言葉、幸福、生命、共同体といったテーマを配置していく。全編には古今東西のさまざまなエピソードが「博物誌」として散りばめられ、それらを素材に新しい思考が導かれる。そうして「なにもかも遊び戯れている」世界像を描き上げることで、喜びと肯定的な気分をあふれさせる。

愉しい教養をもとに自由自在な境地を示す知の冒険へ出かけよう!

* この世界の見取図を描く全43章 *

【あ】遊戯、哲学、博物誌について
【い】遊戯について
【う】Lebenspiel について
【え】精神について
【お】配置について
【か】親和力について
【き】オーラについて
【く】存在について
【け】記憶について
【こ】宇宙の塵とひとりのひとについて
【さ】表現について
【し】展開について
【す】知の営みについて
【せ】思考について
【そ】論理について
【た】物語について
【ち】運命について
【つ】真理について
【て】言葉について
【と】意味について
【な】概念について
【に】理念について
【ぬ】幸福について
【ね】自由について
【の】倫理について
【は】善く生きることについて
【ひ】人間について
【ふ】愚かさの混沌について
【へ】徳について
【ほ】身体について
【ま】生命のリズムについて
【み】生態系について
【む】肯定と否定について
【め】多様性、複雑系、生成変化
【も】共同体について
【や】文化について
【ゆ】モナドについて
【よ】制度について
【ら】資本主義、帝国主義、全体主義
【り】伝統、作品、普遍性
【る】友情について
【れ】パラドックスについて
【ろ】不思議について

文章はおおむねやわらかく、易しい言葉で書かれている。章や節ごとに話題も豊富なので、ぱらぱらめくっても楽しめる。

著者略歴
木村洋平(きむら ようへい) 1983年生まれ。作家、編集者、ライター。東京大学教養学部基礎科学科(科学史・科学哲学)卒業。和光大学大学院社会文化総合研究科修了。訳書にヴィトゲンシュタイン『論理哲学論考』(2007)。著書に『『論理哲学論考』対訳・注解書』(2010)、『珈琲と吟遊詩人:不思議な楽器リュートを奏でる』(2011)。いずれも社会評論社より刊行。17歳の頃、哲学に触れて20歳から10年余りをかけて本書を完成させる。

ISBN 978-4-9908508-1-4
A5判 240頁
定価 1760円(税別)
2017年9月10日発行

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