大正浪漫ライブラリー 01『南部修太郎 』

大正文学復刻シリーズ第一弾!

大正の息吹を令和に伝える南部の文業と人柄を伝えるアンソロジー。

南部の作品を「花と少女」、「哀しみと病」の二部にわけ九作掲載し、巻末に解説を付したアンソロジーとなっている。
作家、編集者、文芸評論家として確かな足跡を大正文壇に残した人物であるが、今日、その存在はほとんど忘れられてしまっている。
本書が彼の文業と人柄とを語り継ぐ一助になれば幸いである。

著者:南部修太郎

1916 年(大正 5 年)、慶應義塾大学在学中に『三田文学』にて「修道院の秋」を発表し、卒業後『三田文学』
編集主幹となる。芥川龍之介への原稿依頼からその後 10 年に渡る交友は、後に芥川論、「芥川龍之介の手紙か
ら」を生み出す。若き日の川端康成に多大な影響を与え、「背中をおした」と伝えられる。作家として、編集者
として、文芸評論家として確かな足跡を大正文壇に残した。代表作に「修道院の秋」、「湖水の上」、「鳥籠」、
「過ぎ行く日」、「白蘭花」等。

解説:永井清剛
愛知淑徳大学創造表現学部教授。専門は日本近代文学。

「自然の音調なんてセンチメンタルに唄ってゐる詩人達に聞かし
てやりたいやうな話だね……」
「いや、さう云う云い方そのものも、やつぱりセンチメンタルだ
よ……」
南部修太郎の文章には、いのち短きものへの尽きない共感と哀憐の情がみなぎっていて、しかもそれは一貫している。
花や草木への関心もそうだし、病者への身の寄り添い方もそうだし、また、少女たちに注ぐまなざしもそうだ。
自身が抱え込んだ「脆さ」や「崩れやすさ」を直視し続けた南部だからこそ放つことのできる、人肌の温かさのようなものを
読者は感じ取ることだろう。(解説より)

令和3年8月31日より発売
弊社、書店、Amazonにて販売中
A5版・並製192頁 定価:1760円(税別)
ISBN978-4-909818-18-8 C0093

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