家族にスポットを当てた希望の小説。実際にあったノンフィクション。
愛されたかった。愛したかった。でも捨てるしかなかった……親を。 2匹の金魚を虫かごに入れ、全国を体を売りながら放浪する少女は、さまざまな親の愛を求める魂と出会う。
アルコール依存の父の呪縛から逃れられないソーシャルゲーム依存の元教師。一番母を愛したのに一番になれなかった風俗スカウト。「死ね」と罵られ、それでも父の介護をする
ゲイの結婚詐欺師。 誰もが諦めの人生の中で、光を見失いたくないと足掻く。その姿は寂しく脆くやわらかい。 「絆の病(ポプラ社、精神科医岡田尊司氏との共著)」で自らの
親子間の悲しいすれ違いを明かした著者による、現実の愛の漂流記。
著者:咲セリ
大坂在住。家族療法カウンセラー。生きづらさを抱え生きているところを、不治の病を抱える猫と出会い「命は生きているだけで愛おしい」というメッセージを受け取る。
以来、NHK福祉番組に出演したり、全国で公演活動をしたり、新聞やNHK福祉サイトにコラムを連載したり、生きづらさと猫のノンフィクションを出版。小説家としても
活動の幅を拡げる。主な著書に、「死にたいままで生きています。」(ポプラ社)、「それでも人を信じた猫 黒猫みつきの180日」(KADOKAWA)、精神科医・岡田尊司氏
との共著「絆の病 境界性パーソナリティ障害の克服」(ポプラ社)、「息をするたび、希望を吐くように 猫がつないだ命の物語」(青土社)、「ミジンコはわらった」
(ぷねうま舎)他多数などがある。webメディア「天然生活」(扶桑社)にてエッセイ連載中。
販売
令和5年4月19日より全国で発売
四六判縦 210頁 定価1600円(税別)